オウンドメディアの活用方法
企業にとってオウンドメディアを運営することは、今の時代『必要不可欠』な存在になりました。私は、5年ほどメディア運営に携わって、企業が運営するのは直接的にブランディングに繋がる大切なものと認識しています。
WEB上の名刺のような存在です。
これまで、インターネットと縁もゆかりもない企業でもオウンドメディアを立ち上げて、WEB担当者が必要になる時代です。
企業がメディア化するためにWEB担当者は、経営者と二人三脚で自社で運営していく必要があります。そこで今回は、WEB担当者1年目に必要なことをまとめてみました。
*WEB担当者の存在意義と目的
WEB担当者に任命されたら、自分の存在意義というものを認識しておく必要があります。
まずオウンドメディアやデジタルメディアを運営する目的を明確にしておきましょう。
メディアは、24時間いつでも来店してくれます。それだけ、しっかりとお客様を教育できるような内容の濃いコンテンツが必要です。もちろん作るのは、大変ですが将来的に、一営業員として人間より効率的に働いてくれる!という心構えが必要です。
*ブランディング・方針
ブランディングをしていくためには、笑顔です。
社長または、担当者の笑顔の画像であったり、お客様と笑顔で会話してる動画などそれだけで
『良さそう!』『丁寧そう』『優しそう』
など好印象を与えることができます。
なるべく、自然な動画にしてあげることで、文章よりもより伝えやすいコンテンツを作成することができます。
マーケティングにおいて効果的なブランディング方法は『キャラクター』を利用することです。動物やイラストのキャラクターを使ってブランディングをすることで、某大手携帯会社みたいに、『あそこの企業っていったらお父さんだよね』というようにブランディングをすることができます。不動産以外で、一つ共通言語を作ってあげることでより親しみやすくなります。
最低限、自社のカラーというのを知っておくべきだと思います。
* 運営方法
まずはオウンドメディアを運営していきましょう。
※オウンドメディアとは、自社(ownerd)のメディアです。(公式ブログ、Twitter、Instagramなどの運用)
例えば、不動産であればオウンドメディアを運営していく際にも、3種類(物件情報,特集記事,コラム記事)が必要です。
① 物件情報
お客様が求めてる物件情報なので、写真やより詳しいユーザー目線の記事
② 特集記事
ペット可能物件特集や子ども連れ家族が住みやすい物件特集、恋人と快適に過ごせる人気物件などの特集を組んであげる
③ コラム記事
ペット可能物件のコラム記事として、小型犬の散歩コースや記事内に散歩で持参するべき物を紹介するなど、自分がその街に住んだ姿を想定できるような擬似体験ができる情報が重要
インスタやTwitter
インスタやTwitterなどで、最新の物件情報を公開したり、インスタで配信画像を3つくらいにわけて、街のいいところ3選のような形で地域密着な情報を配信することもいいと思います。
動画コンテンツ
今一番人気のYoutubeを活用して集客することも効果的です。夜道、物件の内見外見、公園や近場の環境、セキュリティの面など撮影してもいいですし、それこそ、街の様子を動画で配信するだけでも擬似体験に繋がると思います。
私は、コードなどの専門知識はあまり必要ないと思っています。それよりもマーケット思考で、どうやったら問合せにつながるか?というような『仕掛け作り』をしてあげるWEB担当者は最強。時代の流れにも対応できる存在になれるはずです。
*STPPを知る
S・・・・セグメンテーション
まずは、自社を分類分けします。
不動産の中でも賃貸や、売買、投資などたくさんあると思います。その中でも自社はどこに入るのか?まず分類してみましょう。
T・・・・ターゲティング
ターゲットを定めることです。分類分けをしてエリアや年齢層、地域特性を合わせてターゲットを定めましょう。
まずは、一人のターゲットで詳しく決めます。(ペルソナ)
P・・・・ポジショニング
自社が今どのポジションにいるのか明確に認識することで、どうやって他社と差別化を測ればいいのか分かります。例えば、『事故物件専門不動産』に特化している不動産屋さんだったらどうでしょうか?
事故物件というだけで、大きく分けて2つの差別化ができます。
- ニッチの興味のあるファンや話題性
- 事故物件だと、いいお家を格安で借りることができる
かなりざっくり過ぎる例えですが、とても差別化できていると思います。
まぁ、あまり現実的ではないかもしれませんが(笑)
P・・・プロモーション
どうやって仕掛けるか?
ここでは、どうやってプロモーションをかけていくのか?という販促の部分です。カフェであれば、インスタを使って集客をしたり、物販などをネットで販売したりと販促します。
さらに、Youtubeを使って、自宅でも簡単に美味しいコーヒーの淹れ方や、まめの種類の説明などしてみたり・・・。いろいろ仮説を立てて、やってみる。それから改善してまた仮説という流れを意識してやってみましょう。
お客様が少ない時間帯は、広告を出稿してみる。という施策もいいと思います。
インターネットを使ってブランディングを高めることができると、営業員が必要なくなります。
まとめ
結果的に、オウンドメディアや動画コンテンツを強化していくだけで、自社のブランディングが強くなり、よりお客様と近い距離でコミュニケーションが取れることになります。
未だに、メディア化に予算を取れない。という企業もたくさんあると思いますが、WEB担当者が一番よくそこを理解して取り組んでみる必要があります。
これからは、特にオンライン化が進んでくるので、どうやって自社のブランディングをしていくか改めて話し合う必要があると思います。
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